万八日記

初めまして、万八です。読んだ本や聞いたラジオ、旅、仕事で考えた事など、日々の感想を日記風に書かせてもらいます。皆さんが気楽に楽しめる文章を書きたいです。よろしくお願いします。

日銀の動向とストレングスファインダーについて

「米国は賃金も物価も順調に上昇している。日本はなかなか十分に上がってこない」

日銀の黒田東彦総裁は、金融政策決定会合後の記者会見で、こう答えたようです。

今週、米国は利上げし、欧州は年内の量的緩和終了を決めています。
他方、日本の物価上昇は鈍く、目標だった2%が展望できず緩和を続行している状況です。
日銀の金融政策の正常化はほど遠く、米欧に比べると取り残されているように見えてしまいます。

www.nikkei.com

米国はすでに物価上昇率が2%。
欧州も物価は1%強です。
そんな中、日本の物価は春以降に伸び率が縮小している、という黒田総裁の発言です。

さて、ではどうするべきか。

粘り強く現在の強力な金融緩和を続けていく 

しかない、というのが日経新聞の後藤記者の見解です。
確かに、今更、物価上昇率を追い求めない、ということはできないし、強いカンフル剤を打つことも急にはできない、…ここが黒田総裁と日本の頑張りどころなのでしょうね。
私たちも出来ることがあれば、頑張りたいところです。

 

さて、一週間終わりましたね。
疲れました…。
私と一緒に仕事をしている女性も、よく頑張っていると思います。
まだ6月は続きますがね。

 

今日は今朝から考えていた書籍
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
 

『ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう』 

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

 

 を購入しました。

今週も悩んでばかりでしたけれど、悩んでばかりいても仕方ない。
自分が弱みだと思っていたことが強みかもしれず、また、自分自身の強みを伸ばす必要があるため、自分発掘をしたいと思っています。
金土日で読了し、来週に向けます。

 

さらに、今日はフンパツして、
沼上幹『一橋MBAケースブック 【戦略転換編】』

一橋MBAケースブック 【戦略転換編】

一橋MBAケースブック 【戦略転換編】

 

 も購入しました。

沼上さんの本は、私が3月末に入院した時に愛読しており、本屋で新刊が出ていたので、即買いしました。

 

あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

お互い、頑張りましょうね。
では、また。

様々な蜘蛛の糸について

理化学研究所環境資源科学研究センター バイオ高分子研究チームヌル・アリア・オクタビアニ特別研究員らの研究チームは、クモの糸が形成される際、その糸の主成分である「シルクタンパク質」が局所的に「ポリプロリンIIヘリックス構造」という構造を形成することで、シルクタンパク質の一部がクモ糸形成に必要なベータシート構造に転移することを発見しました。

bio.nikkeibp.co.jp

この研究の成果は、有害な有機溶剤を使わない環境低負荷型のクモ糸材料の開発や、強い強度を示すクモ糸を模した素材の開発につながると期待されます。

今回、研究チームはシルクタンパク質が持つ非晶領域と結晶領域の繰り返し配列を大腸菌を用いた遺伝子組み換え技術により合成し、クモ糸が形成される直前の溶液状態を試験管内で再現したようです。

 

構造タンパク質素材の機械的な特性と素材中の分子構造には密接な関わりがあることが知られていますが、天然クモ糸の分子構造は未知な部分が多く、その物性発現メカニズムは完全には解明されていませんでした。

今回の成果は天然クモ糸が紡糸される直前の溶液状態における構造変化に関する有用な知見であると考えており、本成果を人工構造タンパク質素材の分子設計や培養・紡糸条件にフィードバックすることによって、素材の高強度化・高機能化に寄与する研究成果だと考えられています。
www.jst.go.jp

私は理系の大学を出たので、こうした話題には興味あります。

他方、NASAが開発に取り組んでいたものの、その難易度の高さから開発を断念したと言われる「蜘蛛の糸」を人工的に生成し産業用に量産する技術を確立した、Spiber社は発表しました。
この発表は、世界を驚かせました。

amater.as

このように、クモの糸一つとっても、分子機構やたんぱく質構造の解明や、人工生成が進んでいる、という事を見ると、技術の力は偉大ですね。
芥川龍之介が書いた蜘蛛の糸のような小説もあり、それは技術の話は全くありませんが、自分自身の行為を考えさせられます。
そうした様々な現象を繋ぎ合わせる姿勢と思想が、今後様々な場面で求められているように感じました。

 

さて、今日は会社では今日も色々なことをしていました。
一体、こんな調子で良いものか、時々刻々、悩んでいましたよ。
でも、頑張りたいです。

 

あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

お互い、頑張りましょうね。
では、また。

阿刀田高氏「私の履歴書」と神谷美恵子さん

2018年6月の日経新聞私の履歴書阿刀田高さんです。

www.nikkei.com

私は中学生くらいから谷沢永一氏の『人間通』で阿刀田氏のことを知り、それ以来、短編小説及びブラックユーモアの名手として注目していたので、毎日楽しみに読ませて頂いています。

 

今日は「創作の手法」というタイトルで、備忘録に様々なことをネタ帳として記載していることが書かれていました。

確かに、彼のようなアイデアモノは、日々の直感を大事にしないといけないし、その中でも使えるものは1割だということなので、大変な苦労ですよね。

私も見習いたいと思いました。

 

さて、私は日々の読書として、引き続き、神谷美恵子さんを読んでいます。

彼女が『生きがいについて』を構想中に書いた日記には、

どこでも一寸切れば私の生血がほとばしり出すような文字、そんな文字で書きたい、私の本は。

…体験からにじみ出た思想、生活と密着した思想、しかもその思想を結晶の形で取り出すこと 

 とあり、自分自身の思想と真摯に向き合った彼女の生き方が見え、私も見習いたいと思います。

 

さて、今日は会社では色々とありました。
仕事を問題なく進められているのか、気になるばかりです。
もっと進捗を管理しなければいけないと思います。

 

あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

お互い、頑張りましょうね。
では、また。

トランプ米大統領と金北朝鮮委員長との会談および神谷美恵子さんについて

2018年6月12日、米国のトランプ大統領北朝鮮金正恩委員長とのシンガポールでの首脳会議は驚きましたね。
まさか、本当に実現するとは…。

www.nikkei.com

トランプ氏が大統領になった2017年1月20日から、今日まで、こんな歴史的な日をトランプ氏が迎えると、一体誰が考えていたでしょうか。

どちらかと言えばヒラリー派が多かったように見えた2016年の大統領選挙戦、番狂わせに番狂わせをして大統領となったと思われたトランプ氏。
大統領就任後も居並ぶ幹部を次々にクビにしていたトランプ氏。
公的な発言として認めがたいようなツイッターで、引き続き発言を続けるトランプ氏。
そんな彼が、世界的歴史的な快挙を成し遂げたのですから、凄い!
今まで誰もできなかったことですからね。

www.nikkei.com

ただ、この行動を持って、強硬な姿勢が正しく、融和的な政策が間違っている、と取られてもいけませんよね。

トランプ氏の何が良かったのか、何が誤算だったのか、そういったことをしっかり研究する必要があるように感じます。
また、日本の存在感をどうアピールするのか、それも日本の課題だと感じています。
私も他人事とせず、努力したいです。

 

さて、私の読書については、引き続き、神谷美恵子さんです。
彼女がマルクス・アウレリウスの『自省録』を訳していたことは知られていますが、神谷訳の本が書店で見つからなかったため、マーク・フォステイター編、池田雅之訳『『自省録』の教え』を読み始めました。

文庫 『自省録』の教え: 折れない心をつくるローマ皇帝の人生訓 (草思社文庫 フ 3-1)

文庫 『自省録』の教え: 折れない心をつくるローマ皇帝の人生訓 (草思社文庫 フ 3-1)

 

 フォステイター氏は映画のプロデューサーなので、断片的な語録を上手にまとめ、筋道立てて伝えるのは得意なのかもしれません。

『自省録』は非常に克己的な姿勢が強いので、長続きしないかもしれませんが、ストア哲学や彼の孤独に向き合っている言葉は惰弱な私の胸を打ちます。

例えば、

やるのが難しいからといって、人間にはそれは無理だ、と考えてはいけない。
もし人間に可能なことで、人間にふさわしいことであるなら、それは君にもできることだ。

 

自分の判断力を重んじなさい。
君の意見は、内なる自然に反しているのか。それとも、理性的な人間としてのあり方に反しているのか。それを判断することができるのは、君の心だけである。 

 

さて、今日は会社では会議の進行役でしたが、あれで良かったのか何なのか。
複雑な心境です…。

あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

お互い、頑張りましょうね。
では、また。

「ストリッパー物語」と「万引き家族」と神谷美恵子さん

ラジオ好きの私は、朝と夜にはラジオを聞いています。
TBSラジオは今週が6月のスペシャルウィーク、また、ニッポン放送では、オールナイトニッポン50周年+日本映画専門チャンネル開局20周年特別企画のラジオドラマがやっていました。

作品名は「ストリッパー物語」
原作は つかこうへい氏、出演は筧利夫氏、広末涼子氏、広瀬すず…と豪華出演者の面々です。
また、つか氏に師事した羽原大介が脚本の脚色、ドラマ『北の国から』シリーズを手がけた杉田成道が演出を手がけました。

つかこうへい氏が亡くなって7周忌。
杉田氏が

つかさんが亡くなって7周忌の時に、つかさんの作品を何かやろうという話があって、
そこでちょうどオールナイトニッポンの50周年の話もあって、
うまくドッキングできないかと話していて 

 と制作のきっかけを明かしています。

広末涼子が喘ぐ… ラジオドラマ「ストリッパー物語」の放送が決定 | オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93

こんな豪勢な作品、じっくり聞きたかったところですが、私、仕事中でした。
残念です。


途中でちょくちょく聞いた感じでは、広末さん演じる明美さんの生き生きとした、また悲しげな声が耳に残り、面白そうでした。
明美は病気になって、生きる意味を見つけ出し、人のために生きることを目指していくのでした。
自らの境遇から堕落的にならざるを得ないにもかかわらず、必死に生いる男女の一生は、それだけで胸を打たれます。
音楽も効果的に効いていて、良かったと思いました。
radikoで土日に聞きます。

 

ストリッパー役の広末さんは

女性としての喜びから悲しみまでの振り幅がすごく広い役。
女である切なさだったり苦しさだったり、逃れられない重みをすごく感じました。 

 と女優としてやりがいのあるものだったと話しています。

www.nihon-eiga.com

 

引き続き神谷美恵子さん関連の本を読んでいます。
今は『100分de名著』を先週に引き続き。
その中の言葉を引用します。

真の「生きがい」とは、人間が「つくる」ものであるよりも、
すでにあって発見すべきものであることが少なくない。  

神谷美恵子『生きがいについて』 2018年5月 (100分 de 名著)
 

昨日の万引き家族に引き付けて考えると、
社会をごまかしながらも「つくった」生きがいは、結局は本当の「生きがい」にはならなかった、とも言えますね。
万引き家族」の是枝監督が、TBSラジオ「Session22」に22時45分頃からに出演するらしいので、それを聞くのも今日は朝から楽しみでしたよ。

 

さて、今日も仕事では大変でした。
私は時間を費やしてしまおうとする傾向が強く、効率とか自己満足的になりがちで、人に聞けない姿勢は直す必要がありますね。
しみじみ、考えさせられています。

明日は社内の重要な会議の日です。
落ち着いて、主体的に頑張りたいものです。

 

あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

お互い、頑張りましょうね。
では、また。

話題の是枝監督作品「万引き家族」見てきました。テーマだけを駆け足で。

是枝裕和監督カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した万引き家族を見てきました。
最寄りの映画館へ13時25分開始だったものを見てきましたが、さすがに話題になった作品だけのことはあり、300人くらい入るシアターの約7割は埋まっていたのではないでしょうか。

gaga.ne.jp

あらすじは敢えて書きませんが、作品としては、社会的正と家族の絆のありかたがテーマなのではないかな、と思いました。
ただ楽しいだけの生活を得るのであれば、万引きも構わないし、嘘を付いても構わない、だけど、そういう生活は、日本社会で生きていくのに望まれている「社会的正」ではないのです。

 

逆に言うと、「社会的正」が、一人一人の生活を正しくするとは限らない…、とすれ

ば、社会的正と楽しい生活と、どちらが大事なのか、結局、作品の最後で、社会的正が選ばれるのですが、作品中の人物一人一人は、一体それで良かったのか、考えさせられます。

社会的正に背けば、その代償をいつか問われる時が来ます。
そうした事態に対して、被害者各自に対してデリケートに取り扱ってくれるほど、社会は甘くありません。
デリケートではなく、むしろ圧力を持って、代償を払う事態が訪れます。
だからそれが嫌で、可哀そうで、耐えられないから、社会的正に従うだけなのではないでしょうか。

 

家族ではない家族が、本物の家族以上に楽しく生活しているのに、それを許してくれない社会、そういう社会を憎むには、1つの家族体はあまりにも貧弱すぎる、ということも思わされました。

色々と考える要素は多いと感じました。

 

けれど、ほとんど同時に出版されている『万引き家族』の小説版の方が、映画で語られていないことも出てきていて、良かったように感じました。
作品中には小説で描かれていることが語られていなかった点が残念でした。
こうしたことも、人物の表情や動きで現れてくる姿もあったのでは、と思っただけに。

万引き家族「オリジナル・サウンドトラック」

万引き家族「オリジナル・サウンドトラック」

 

あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

お互い、頑張りましょうね。
では、また。

コミュニティ・ビジネスについて

地元で開催されている地域大学の勉強会に参加してきました。
今回のテーマはコミュニティ・ビジネス(CB)」で、地域集団で収益を上げながら、組織的に地域の課題を解決するような活動を行うことが前提にありつつも、明確な定義はない、ともいえる、という説明を受けました。

明確に定義づけするほど、未だに畏まった論理も理論もなく、少なくとも私の地元では模索しながら形作らないといけないものかな、といった印象でした。
でも、CBの実地例、ということで訪問させて頂いたカフェのマスターは、とてもヴァイタリティに富んだ方で、見習いたい点が多かったです。

私自身も、何をしたいのか、何をいつまでにするべきなのか、と考えないといけない改めて思いました。

 

さて、6月10日の時の記念日を前に、東京・銀座の和光の時計に覆いがかけられました。これは時計の故障なのではなく、時間に追われる日々を見つめ直そうという企画のようです。

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日経新聞より

普段、私などは時間に急かされて仕事しているので、こういう試みは好きですね。