マンガで心理学を学びました
ブック・オフで購入した渋谷昌三監修、田代哲也画『マンガ心理分析』(2002,王様文庫)に「パーソナル・スペース」のことが書かれていました。
「パーソナル・スペース」というのは心理学の用語ですが、何となく感覚的に分かるのではないでしょうか。
個人が自分の周辺に感覚的に抱いている空間的な範囲で、移動式の自分の部屋のような、目に見えない自分のなわばりのようなもので、それが人のものと交わると、不快感や不安、恐怖を感じたりします。
これは、トイレの使用場所や日常の行動、例えば、腕組みしたり、目を合わせたり合わせなかったりすることも、「パーソナル・スペース」の確保が保持されていることによる、と思わされます。
マンガの中に記載されていた柱やベンチなどの固形物に寄り添うように立つ方が安心感を得る、というのも納得。これも、「なわばりの拠点」なのでしょうね。
このスペースは恋愛にも応用出来る、と言います。
人付き合いの方法の一端を探る方法を提示してくれており、勉強になりました。