ラジオ「日曜名作座」相変わらず面白いですね。
NHKラジオの新日曜名作座は「山本周五郎短編集」。
今日の作品は「竜と虎」でした。
岡崎で拝島家の家臣となった2名の男性が、その娘に恋心を抱きます。
しかし、娘が好きになったのは1名の男性。
そんな時、お互い実は恋し合っている男女とは別の男性が、もう一人の男性に、娘との縁談の仲介をしてもらいたい、と相談されます。
不本意ながら、声をかけてもらった手前断れずに、拝島家へ伝えに行きますが、あまりにも反りの合わないことから「竜と虎」とまで陰で言われる二人は喧嘩をしてしまいます。
結局、恋し合っていない男女との縁談が進むのですが、話の急展開で、結局恋心を抱き合っていた男女との結婚がめでたく行われるようになるようでした。
娘の父親と、婿との関係が龍虎のように上手くいっていないのですが、それがやっと相結ばれましたね、というお話にめでたく完結するのでした。
本作は滑稽もの、と言われる作品のようですね。
山本周五郎作品に登場する人物が、朴訥で、言葉少なで、でも言うべきことは語る、格好いい人物を描いているな、と感じてしまいました。
私もどういう人間になるべきか、突き詰めて考えないと、と改めて思いました。
さぁ、新しい一週間です。
頑張りましょうね。