「個人データ銀行」って知っていますか?
今日の日経新聞1面に「三菱UFJ信託「個人データ銀行創設」という記事が出ていました。
一体、何のことだ、なぜこんな得体の知れない記事が一面なんだと思いましたが、内容を読んでみて、なるほど納得。
つまり、私たち個人がスマートフォンのアプリでスポーツクラブや健康食品会社、旅行会社等への情報提供先の企業を選択し、情報を提供、その対価として企業からお金やサービスを受け取る、という仕組みだそうです。
個人の情報を銀行のように大量に預かっており、必要に応じて取り出せる可能性もある、という概念でしょうか。
いよいよ情報が私たち個人個人の報酬につながる時代が来た、ということのようです。
ただ、問題になるのは管理の方法でしょうか。
事実、グーグルやフェイスブックに見られるように、膨大なデータを独占しているものでしたので、欧米ではこうした状況が批判され、個人データ保護の動きが強まっています。
そんな中、個人情報の管理に疎いと感じてしまいかねない日本人が、どれだけ個人情報をしっかりと保護できるのか。
お金が儲かる、というところだけが取りざたされてしまい、オレオレ詐欺や、犯罪の発生も懸念されます。
こうした情報保護や犯罪防止の観点からの対応が必要になることも有り得ますので、確かにこれは新聞の一面に載るべき一大イベントだな、と思いました。
もちろん、三菱UFJ信託は信託ビジネスとの親和性が高く、利益増の可能性を見越しているのでしょうが、まだまだ課題も多いようです。
情報がお金になる時代、しかも個人個人の懐にお金が入ってくる時代が訪れているわけですね。
でもその分、しっかりとした法の整備が必要です。
技術の発展とそれから個人を守る法の整備、という構図はロボットや原子力だけではなく、様々な所で話題になるわけですね。
さて、今日は私は会社を比較的早く退社しました。
明るいうちに会社を出たのは久しぶりです。
でも、帰宅前に日経新聞を読んだり、ブログを書いたり、楽しい時間です。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。