G20財務省・中央銀行総裁会議 終了を受けて
日本時間23日未明に閉幕したG20財務相・中央銀行総裁会議は、「貿易の緊張の高まりで世界経済の下方リスクが増大している」と共同声明を採択し、終了しました。
貿易と投資が経済成長のエンジンであることを確認した、という発言もありました。
でも、一連の会議では米国の輸入制限に批難が集中したものの、たという記載もありトランプ米政権に輸入制限の見直しを迫る試みは結局、失敗に思えます。
こうした展開を受けて、日経新聞の社説はこう書いていますが、その通りだと思います。
「保護貿易の行き過ぎにクギも刺せぬのでは、G20やG7の存在意義が問われる」
また、G20が開催されたアルゼンチンのブエノスアイレスで河浪武史記者が「貿易戦争招いたG20の不作為」という記事を記載しています。
彼の主張は社説に似て、
トランプ米政権が仕掛ける貿易戦争の根底にはG20の不作為があるともいえる。米国を含む各国が最大の課題とされてきた世界の経常収支の不均衡を放置し続けてきたからだ
と書いています。
あるG20参加者の一人は、
(議論が)活発だったのは2010年のG20まで。今では議論らしい議論すらない
と述べているらしく、河浪記者は
とまで書いています。
確かに今回のG20協議は、表面的には米中貿易戦争が鮮明で対立軸も分かりやすいものでした。
でも、原則論も見返し、今後のとるべき方向性も取りたいものですよね。
7月16日に大宮ソニックシティで小宮一慶先生の講演を聞かせて頂いてから、なるべくちゃんと新聞を読む生活を続けています。
新聞を読むことは面白いですが、世界の動きを追うためには必死でないといけない、ということが改めて分かります。
あなたの人生の主人公はあなた。
昨日も素晴らしい一日でしたね。
今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。