カンボジア総選挙のことなど
7月22日に安田菜津紀さんの講演を拝聴した際、彼女が数日前までカンボジアへ行っていた、という話をされていました。
彼女の口からは、カンボジアに未だに数百万個埋められている地雷の話が出、悲劇と共に語られたのですが、カンボジアの話をする導入時に、カンボジアで生まれた野菜は何だと思いますか、という問いを出されていました。
ヒントは、カンボジアを10回、籠ったような話し方で言えば、分かる、というもので、正解は「カボチャ」。
確かに…、という気分でした。
カンボジア…、聞いたことだけはありますが、場所さえ詳細には知らない国です。
このカンボジアで、7月29日、総選挙投開票が実施されます。
それを受けて、朝日新聞は「総選挙 カンボジアの行方は」と題した2日間にわたる記事を掲載しました。
そこには、国際社会からの目は厳しい、という朝日新聞の記事が掲載されていましたが、どう厳しいのか、考えてみます。
カンボジア、正式にはカンボジア王国。
東南アジアインドシナ半島南部の立憲君主制国家です。
首都はプノンペン
人口約1,557万人。
1970年3月、アメリカの支援を得たロン・ノル将軍がクーデターにより政権を握ります。
しかし、それからカンボジアの長期にわたる内戦の歴史が始まります。
1975年4月17日、前政権が倒され、ポル・ポト政権が誕生します。そこではさらなる恐怖政治が行われました。
貨幣禁止、宗教の否定、知識人の処刑、強制労働等々いより、少なくとも200万人以上の人々が命を落としたといわれます。
その後、1991年10月、パリの和平会議で、カンボジア和平協定が調印され、1992年3月に国連機関が総選挙、新政府樹立までカンボジアを統治することになりました。
1993年、国連管理下で第1回総選挙が行われ、現在は、フン・セン氏率いる人民党の長期政権による政治的安定と経済発展により平和構築が進められていく一方、貧富の格差の拡大が社会問題となっています。
20年以上続いた凄まじい内戦を終え、長期政権による安定政治と経済発展、と見受けられる外部からの視点ですが、内部では何が起こっているのか、次回は新聞記事に記載されていることを中心に、カンボジアのことを書いてみます。
さて、7月16日に小宮一慶先生が講演で言われていたように、私は現在、自分自身の関心を広げる必要があるために新聞を読んでいます。
でも、同時に、世界で起きることを自分事として受け入れ、解決策まで実存的に考えるようでなければ、足りないのではないかな、と感じてます。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も新しい一日が始まります。
素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。