万八日記

初めまして、万八です。読んだ本や聞いたラジオ、旅、仕事で考えた事など、日々の感想を日記風に書かせてもらいます。皆さんが気楽に楽しめる文章を書きたいです。よろしくお願いします。

広島原爆の日を迎えて

昨日、8月6日8時15分は広島県に原爆が落とされた日でした。
日経新聞夕刊1面は、平成最後の「原爆の日という見出しでした。
確かにそうだな、と思いました。

www.nikkei.com

 

昨日「原爆の日」を迎え、平和記念公園「原爆死没者慰霊式・平和記念式」が開催されました。
安倍首相始め、被爆者や遺族の方々約5万人が参加された、ということです。

 

広島県が続く限り、祈りは続くことを期待したいところですが、人の記憶は、特に他者に対する気持ちは残念ながら長くはもちません。
それは2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件にしても、そうでしょう。
そうした時に、思い出の強さはどこまで維持されるのか。

 

そもそも、私自身、広島県へ行ったことが無く、原爆ドームも、平和記念公園も訪れたことがありません。
私を含めて、風化していく記録の中で、風化せざるを得ない状況の中で、何を残し、何が残るのか。
私も他人事とはせず、考えていきます。

 

昨日、NHKラジオでは、NHK広島開局90年を記念し、原爆の日ラジオ特集として「スズメ~あの日からずっと一人じゃけぇ」というドキュメント番組を放送しました。

www.nhk.or.jp

広島の原爆から73年目。
今でも毎日、原爆ドームの前でスズメに餌をあげている被爆者の小倉さん
彼は10歳の時に原爆で家族を失ったのでした。
ラジオでの原爆後の描写は、黒い雨が降り、それを怖い、と言ったり、見渡す限り何もない状態になっていたり、リアルな現実が広がっているようで、恐ろしくなりました。

 

一人一人のかけがえのない命だけではなく、人と人との関わりも一気に奪われた、という事実が悲しいことだと思います。
母親に教わった草笛、それを鳴らせば、どんなところでも母親は聞こえる、という言葉を信じて原爆後に草を探したものの、草が1本も生えていなかった、という言葉の重み。
その中で生活してきた人がいる、という事実も忘れてはいけませんよね。

 

あなたの人生の主人公はあなた。
今日も新しい一日が始まります。
素晴らしい一日を過ごしましょう。

お互い、頑張りましょうね。
では、また。