万八日記

初めまして、万八です。読んだ本や聞いたラジオ、旅、仕事で考えた事など、日々の感想を日記風に書かせてもらいます。皆さんが気楽に楽しめる文章を書きたいです。よろしくお願いします。

「私のリーダー論」若田光一さんについて

今日の日経新聞夕刊「私のリーダー論」に、JAXA理事・宇宙飛行士 若田光一さんが紹介されていました。

若田さんは、日本人最多となる4度の宇宙飛行を経験し、2014年には国際宇宙ステーションの船長を日本人で初めて務められました。

www.nikkei.com

国際宇宙ステーションの船長は飛行士全員のベクトルを一方向にまとめ、実験の成果を最大にする役目が求められています。

そんなリーダーとして活躍された若田さんの言葉から、心に響いたものをピックアップします。

気をつけたのは、「あなたにこれを期待している」とはっきり伝えることです。
逆に相手からも、こちらに対する要望をきちんと伝えてもらう。
日本人同士なら、なんとなくお互いに思いやることはありますが、国籍が違う飛行士の場合は難しい。
あうんの呼吸はないと思います

 私などは、あうんの呼吸に逃げてしまう傾向があるので、注意したいところです。

世界最長の宇宙滞在記録を持つロシアのゲナディ・パダルカ船長からは、食事がコミュニケーションのツールになることを教わりました。
閉鎖環境ではチーム全員の士気を維持していくことが難しい。
そこで食事です。
私が船長の時は、同僚が喜びそうなものを持って行きました。
サバの味噌煮で仲間をねぎらったこともありました

食事の大切さ―開高健さんの本に、『食卓は笑う』という作品があるのですが、それを思い出しました。
食事こそ人間の妙が問われる場。
楽しみ笑い、人情を育む大切な機会です。

 

食卓は笑う (新潮文庫)

食卓は笑う (新潮文庫)

 

仲間を思いやったり、和を大切にしたりする気持ちは、やはり私が日本人だということを意識しているからかもしれません。
和を大切にする気持ちは多くの日本人が価値を置いていると同時に、人類として皆が大切にすべきだと感じます。
和の気持ちを大切にしながら、ミッションに臨んでいました

和の大切さって、普段は意識しないですが、日本人特有の強さなのかもしれませんね。

この前、昔の同僚でNASAを退官する方から別れのあいさつがメールで届きました。
そこには『我々は重要な仕事をしているが、何をやったかという以上に、誰とそれをしたかが重要だ』とありました。
私もいつもそう思ってやってきました。
チーム全員の士気を維持できれば、成果を最大化できるのです

私はいつも、何をやったかにこだわりがちです。
それは、一人で活躍しようと思っているから。
でも、そういう自分を改善する必要がありますね。
猛省。

 

やはり、第一線でご活躍されてる方の言葉は響きますね。
学びたいものです。

 

さて、日本では台風20号が接近しています。
皆さん、注意して過ごしましょう。

 

あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

お互い、頑張りましょうね。
では、また。