平成30年北海道胆振東部地震とGEジャパンの浅井社長について
9月6日、午前3時8分ごろ、北海道南西部胆振(いぶり)地方を震源とする地震が
発生しました。最大震度は7とも言われています。
津波の心配はないものの、家屋の倒壊、大規模な山崩れや土砂崩れ、
地面の液状化現象、停電、交通網のマヒ等、様々な影響が生じているかと想像されます。
安倍晋三首相は、7日朝までに100万世帯の停電復旧めざすと述べておられるそうです。
こういう時は政府頼みの面もありますね。
まだまだ地震の影響が見えない状況ですが、災害に遭われた皆様に御見舞い申し上げます。
さて、日経新聞夕刊に掲載されている「私のリーダー論」に浅井恵理子さんが紹介されていました。
彼女は米ゼネラル・エレクトリック(GE)の日本法人、GEジャパンのトップに就任された方。
GEと言えば、比較的古いもの好きの私はジャック・ウェルチ氏を思い出しますし、
その後継となったジェフ・イメルト氏を想像します。
現在のGEはどこか勢いを失っているようですが…。
それはともかく、浅井さんは慶応大学卒業後、ソニーに入社、海外転勤をした後に30歳で出産し、
2年半は子育てに専念、その後マイクロソフト社を経て、GEに入りました。
GEでは、官公庁を相手にさまざまな交渉をまとめてきた手腕が評価されたようです。
GEでも初の女性社長になった浅井さんが考えるリーダーシップについて述べられています。
浅井さんが考えるリーダーの条件とは?という問いに対して、浅井さんのお答えは、
チームの中で信頼関係を築けることが一番だと思います。
いくら結果を出しても、信頼を得ていないリーダーは評価されません。
私が目指すリーダーシップは、チームのメンバーが何を思っているかを常に気に留め、目を配り、チームの力を引き出していくスタイル。
今の時代は、GE元会長のジャック・ウェルチのようなカリスマ的なトップダウン型のリーダーとは対極の「羊飼いタイプ」が求められています
というもの。
ジャック・ウェルチ氏は、会社を守るけれど、人材を守らないことから、
建物を壊さずに人間のみを殺す中性子爆弾になぞらえて「ニュートロンジャック」と
綽名されましたが、時のGEの業績を見事に回復させた「伝説の経営者」です。
時代や会社によって求められる人が違う、ということでしょうね。
また、浅井さんは以下のようにも述べています。
信頼関係の構築は最初が肝心です。
私の場合、新しい仕事を始める際には、3カ月から半年間、そこに全力投球します。
まずプライベートなことも含めて、いまどんなことを考え、何に悩んでいるのか、自分からオープンに話します。
そして移動中やランチ、ミーティングなどあらゆる機会をとらえて、チームのメンバーの話に耳を傾けますそこで信頼関係がつくれていないと、仕事上でも行き違いが生じ、生産性がダウンします。逆に最初に信頼関係ができれば生産性は加速度的に上がります。
困難に直面したときも想像以上のパワーを発揮して乗り越えることができます
うーん。。。学ぶ点が多いです…。
私はちょっと(かなり?)コミュニケーションが下手で、
あまり人と対話しなかったり、出来れば研究職的な役に付きたいと
考えてしまう性質(たち)なので。
でも、一般企業で生活するなら、コミュニケーション能力って、当たり前だけれど必須ですよね。
浅井さんを見習って、努力します。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。