北海道胆振東部地震のことと、スルガ銀行のこと
2018年9月6日、午前3時8分に発生した平成30年北海道胆振東部地震。
生存率が著しく下がると言われる災害発生から「72時間」が過ぎ、
今朝の時点で死者35人となりました。
亡くなられた方のご冥福と、被災された方々の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
調査報告書を発表しました。
そこで明らかになったのは、シェアハウスなどの投資用不動産で
不適切な融資をしていただけではなく、高収益の裏で無理なノルマが課され、
不正が蔓延(まんえん)している実態でした。
経営責任を明確にするため、創業家出身の
岡野光喜会長、米山明広社長、白井稔彦専務の代表取締役、望月和也専務、柳沢昇昭常務
の計5人の役員が7日付で辞任し、
有国三知男取締役が社長に就いて立て直しを図ります。
しかし、今後は金融庁の処分や焦げ付きかねない融資への対応が待ち構えている状況です。
「地方銀行随一の高収益体質」とか「先進的なビジネスモデル」という看板を掲げていた、
ということです。
でも、収益至上の社風の無謀な利益目標を与えられた営業マンは上司に罵倒され、
例えば「(ノルマを達成できる)数字が出来ないなら、ビルから飛び降りろ」
といった叱責もあったようです。
「お客さまの夢をかたちにするお手伝いをします!」とHPに書かれているのですが、
お客様に対してはどのように思われていたのかが気になるところです。
この度公開された調査報告書は、公表版はPDF338ページと非常に長いものとなっており、
とてもすべては読めませんが、縮刷版は17ページです。
https://storage.googleapis.com/surugabank/20180907_3.pdf
↑公表版はこちら
https://storage.googleapis.com/surugabank/20180907_2.pdf
↑縮刷版はこちら
朝日新聞の社説では、日本の組織や金融ビジネスのあり方を考えるうえで、
今回の報告書は示唆に富む、と書いています。
私もまずは縮刷版から読んでみます。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。