沖縄米軍基地の問題や安室奈美恵さんのこと
仕事帰りにradikoでJ-WAVE FM81.3「JAM THE WORLD」を聞いていました。
私はメインナビゲーターのグローバーさんの声も好きですが、各曜日でニューススーパーバイザーとなっている方々も好きなのです。
今日、火曜日はジャーナリスト青木理さん。
青木さんが取り上げてくれたのは「沖縄知事選の最大の争点となる沖縄基地問題について」というタイトルで、ゲストに東京大学大学院教授 高橋哲哉さんをお招き頂き、話を聞いていました。
そこでは現在、沖縄の米軍基地を本土で引き取ろうという市民運動が広がっている、ということでした。
私、失礼ながら全然知りませんでした…。
でも、つまり、日本国内のわずか0.6%しかない沖縄の面積に、約7割の米軍施設が集中しているわけです。
この沖縄の現状は歴史的背景もありますが、「構造的な差別」であり、
沖縄の負担で成り立つ日米安保体制について考え直そう、という動きが、
この市民運動だということです。
沖縄の米軍基地の問題は、我々本土の人間が沖縄に押し付けているのではないか、
少なくとも、そうした事実を認識して、現在の安保体制について、どう考えるのか、
何をするべきなのかを議論しなければいけない時期に来ているのではないか、
という問いかけが、高橋さんのこうした動きの根っこにあると感じました。
青木さんと高橋さんの対談の中で、米軍基地は大部分が沖縄にあるため、本土で不可視になってしまっている、
だから、そんな本土からは見えない米軍に日本人は守ってもらっている、という感覚を抱いてしまうため、
安保支持率は8割になってる、という説を話されていましたが、その通りだと思いました。
沖縄米軍の基地問題についてはこうした動きの背景に、
沖縄の方々特有の親切心(他者に苦しみを渡せられない)にも一因があるのかもしれませんね。
9月30日に投開票される沖縄県知事選においては問われることはないかもしれませんが、
一つの判断基準として検討していいのではないかと思いました。
沖縄のことを知らないといけない、と思いつつ、感じたのは、
何も知らないなぁ、ということ。
また、普段の仕事の一方で高橋哲哉さんのような運動をしてもいいのではないか、とも感じました。
そんな気分の中、沖縄タイムスのHPを観ていたら、面白い紙面があったのでご紹介します。
「「歌で生きる」安室さんの迷いない視線、今も印象に 中学3年当時の担任が語る思い出」
沖縄県中城村に住む元中学校教諭の仲座包子(かねこ)さん(78)が、
教員生活の最後に担任を務めたクラスの卒業文集をめくると
「安室奈美恵」と書かれたページだけ「思い出」の欄が真っ白。
3年生になると芸能活動でほとんど学校に来られなかった安室さんは、
進路を心配する仲座さんに言い切ったという。
「高校には行きません。歌とダンスで生きていくから」。
その迷いのない視線を仲座さんは忘れられない、と言います。
「芸能界に入ったら、教養も身に付けないといけないんじゃない」。
ひょっこり学校に現れた安室さんにそう問い掛けると
「大学を出たって社会に貢献できるとは限らない。私は中卒でもやります」
と返ってきたという。
「この子はてーげー、がーじゅー(なかなか頑固)だねと思った。
それじゃあ、と私は本はたくさん読んでねと言ったの。
担任とはいえ彼女に伝えたのはそれぐらいかしら」
沖縄タイムスには、「We love Namie」というリンクが張られており、安室さん関連のニュースに飛ぶようになっています。
9月16日に引退する安室さんが、日本中の、特に生まれ故郷の沖縄で大切にされていることが良くわかりますね。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。