小宮コンサルタンツのメルマガと『新潮45』休刊について
以前、経営コンサルタント小宮一慶先生の講演を聞きに行ったことがあります。
そこでの主張の1つは(様々なご著書でも書かれていることなのですが)、
新聞を読んでください、というもの。
それ以来、日経新聞を比較的ちゃんと読んでいると思っています。
まだまだまだまだ、勉強中ですけれどね。
さて、そんな小宮先生が発行しているメルマガがあるのですが、
そのVol.327に「目標についての考え方」という記事がありましたので、引用して我が身を振り返ります。
皆さんの会社では経営計画を立てているかと思いますが、
私も今、中期経営計画を立案中です。
私の会社はそうした作成手法が共有化されておらず、
私は、叱られ、怒られ、呆れられ、何とか作成し、ダメ出しを受ける…
それすらも嫌なので実はちょっと逃げ腰になっている日々です。
小宮先生は、「目標に対してきちんとした姿勢を持つことがとても大切だ」と
平易な言葉で語られています。
以下に心に染みた言葉を抜粋します。
目標をいかに設定するかは経営者の腕そのもの。
それをどのように達成するかに経営手腕が試される。
PDCAが大切なのは最もだが、目標が適正に設定されているかが大事。
PDCAの本質は「反省」で、目標から乖離している場合は、すぐに次の手を打つ必要がある。
成り行きで経営するなら、経営者は不要。
他社よりも良いパフォーマンスを出せるかどうか、以前よりも高いパフォーマンスを出せる
かどうかが重要であり、そこそこで良い、という発想では経営者失格
私は、亡くなった方では松下幸之助氏や本田宗一郎氏、小倉昌男氏、御存命の方では出口治明さん、松井忠三さんといった様々な経営者の本で学ばせてもらっているつもりですが、
まだまだだなぁ、と感じます。
さて昨日、急遽、月刊誌『新潮45』休刊のお知らせが新潮社から出されました。
直接のきっかけは、2018年8月号に掲載された国会議員杉田水脈氏の
LGBTに対する差別的表現が取り沙汰されたことでしょう。
加えて、10月号で企画された「そんなにおかしいか「杉田水脈」論文」も
拍車をかけたのでしょう。
お知らせの記事の中には、直接的にはそれらについては一言も触れられていませんけれどね。
『新潮45』歴代編集長には亀井龍夫さん、早川清さん、中瀬ゆかりさんなど、
新潮社の名物編集者が名を連ねています。
編集長の方針によっては、事件報道や芸能ネタにも力を入れていました。
そして、現在の編集長だったの若杉良作さんは2016年に就任されています。
彼は月刊雑誌『ムー』の編集長だったようです。
『ムー』は私の兄が好んで読んでいましたよ。
若杉氏が編集長就任後初の『新潮45』(2016年9月号)は、
「ノンフィクション全開宣言」と書かれ、特集は「『人権』に軋む日本」でした。
若杉氏は、この号の挨拶で以下のように書いています。
「人権」という錦の御旗を振りかざされると、おかしなこともそうとは書かないし究明もしない。
措置入院問題など、そうした問題の数々を取り上げてみた
若杉氏が編集長に就任した当時、「新潮45」の発行部数は2万567部(2016年7月〜9月)でした。
ところが、就任後には1万9867部(2016年10月〜12月)まで落ち、2万部を下回ったようです。
その後も部数の回復傾向は見られず、直近の発行部数は1万6800部(2018年4月〜6月)となっています。
論文問題に加えて、発行部数の減少、新潮社内部でのいざこざ等、
様々な問題が生じ、ここらが休刊どき、と踏んだのでしょうね。
個人的には好きな雑誌でしたが。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も新しい一日が始まります。
素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。