会社経営者になるための長い長い道のり
自分自身が経営に関わる部署に所属しているのに、
経営に関して、またリーダーとして物足りない自分自身も知っているだけに、
学習することは必須なのですが何をしたら良いのか、
色々な事態を逃げ回っている自分がおり、情けなくなっている日々です。
そんな僕は、やはり学習しなければいけないと思い、読書をするのですが、
いわばその一環で新聞を読んでいます。
今日の日経新聞夕刊1面の「明日への話題」執筆者はコニカミノルタ社の取締役会議長 松崎正年氏。
www.nikkei.com氏は同社の社外取締役Aさんについて触れ、彼が経営トップを経験されているから、
経営課題に対する合理的判断力を有しており、大所高所の視点に基づく発言をしてくれる、
さらには、発言に説得力がある、ということです。
例えば、危機管理については、
想定外のことが起こった時に機動的に対応できなければならない。その肝は人財である
短絡的なアウトソーシングについては、
短期的な効果はあるかもしれないが、長い目で見たとき、現場を経験したことのない人間に戦略部門を任せるようになると、機能するとは思えない
社外取締役を増員しても良いのではないか、という提案に対しては、
先人の知恵を大切にした方が良い
と述べられ、納得されることが多い、ということなのです。
こうした記事を読み、考えたのは、楠木健『ストーリーとしての競争戦略』の記載でした。
今、本書を再読しているのですが、そこでは、経営者という実務家が経営学者とは異なり、
野生の勘を持っており、その人に固有の思考や判断の基準があることに触れられています。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
- 作者: 楠木建
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
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かくも経営とは難しく、理屈ではないものなのだと思いました。
またそれとともに、自分自身が大きく背伸びをせずに、
まずは今の範囲内でやれることを精一杯やって、失敗することも必要なのではないか、
などと月並みなことを考えたりもしました。
経営者になるなんて、日本人の中の1%にも満たないでしょう。
だから私は失敗していい立場だと思って、もっと努力しないといけないな、
と思ったのでした。
書けば尽きないので簡潔に書きますが、昨日、東京は下北沢のある書店で、出口治明先生と月本昭男先生との対談を見てきました。
その中で聴衆が、どうすれば世界の人と仲良くなれるのか、という質問をしたのでした。
それに出口先生が回答して曰く、
カッコつけないことでしょうね
ということでした。
この言葉が、何故か心に残っています。
私なんて、意味ないのにカッコつけてしまうところがあります。
あぁ、ダメなんだな、とその時は思いましたが、また忘れてしまうでしょうから、
せめて今日は書いておきます。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。