『椿山課長の七日間』を聞いています!
浅田次郎著『椿山課長の七日間』をオーディオブックで聞いています。
46歳で脳溢血のため突然、過労死してしまった百貨店のバイヤーを務める課長・椿山和昭。
仕事熱心な彼は、壮年で突然死んでしまうことを嘆き、現世に強い未練を残していました。
あの世にある奇妙なお役所で、椿山は現世での未練を懇々と訴え、現世への「逆送」を願い出ます。
そして椿山は、正体を明かさないことを条件に初七日が終わるまでの間、現世に逆送されるのでした。
死ぬ直前に46歳だった椿山は、30代の美女(和山椿)となって現世に逆送されます。
そこで知ることになる椿山亡き後の家族の生活、友人やかつての恋人の想い、そして百貨店の売上。
また、椿山以外にも現世への逆送を申し込んだ様々な人たち。
彼らはどんな未練があり、現世へ戻ったとしたら、一体どうなるのか。
笑いと怒りと感動と、様々な感情が交錯して、魅力的な作品に仕上がっているように思いました。
先週くらいからオーディオブックで聞いていて、今日は帰宅時間が遅くなったので、
ラジオを聞かずに2倍速で聞いて帰っていました。
途中で聞いた「献杯」の章はとても感動的でした。
元々は「朝日新聞」の連載小説として2001年7月2日から2002年4月16日にかけて連載されていたとのことです。
こういう作品が毎朝掲載されていたら、笑えて泣けて、しんみりするから、健康的な朝を迎えられそうですね。
2003年には舞台化、2006年には映画化、2009年にはテレビドラマ化され、
2016年には韓国でテレビドラマ化された、ということですから、
長きに渡って人気を得ていた作品です。
是非、ご一読または一聴を勧めます。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。