「人魚の眠る家」を観てきました
11月16日公開の映画「人魚の眠る家」を昨日、観てきました。
人気作家・東野圭吾さんの同名ベストセラーを映画化した作品です。
私が映画を観始めた6月頃から、本作は度々広告案内が出されていたため、
昨日はいよいよ上映される日が来たか、という感慨と、期待感で観ました。
あらすじは以下のようなものです。
2人の子どもを持つ播磨薫子(篠原涼子さん)と夫・和昌(西島秀俊さん)は
夫婦関係が冷めきってしまい現在別居中。
娘の小学校受験が終わったら離婚することになっていました。
しかし、そんなある日、娘がプールで溺れ、意識不明の状態に陥ってしまいます。
駆け付けた病院で、医師には娘は脳死状態にあり、回復の見込みがないと診断されます。
深く眠り続ける娘との別れの前に、娘の指がわずかに動いたような感覚に一縷の望みを託し、
薫子と和昌は現代の最新技術による施術を試みます。
しかし、これが二人とその周辺を含む人々の運命を狂わせていくのでした。
幸せな家庭が一晩にして壊れ、しかし、現代の技術によって家庭も蘇ったように見えつつも、
徐々にミステリー化していく辺りは東野作品の様相を呈していました。
要所要所で流れるピアノ曲も、場にあった雰囲気を醸し出していて、見事です。
それに加えて、家族の繋がりと母と子の愛情関係を描くところに、
映画監督堤幸彦氏の狙いがあったように見えました。
本作は書店員さんからの評判も上々で、「泣けた」の声が多数あった、ということです。
また、東野圭吾さんの言葉を転記しておきます。
描かれているテーマは重く、ドラマは深く、派手なアクションシーンはありません。
しかし間違いなく一級品の娯楽作品になっていました。私が密かに自負していた原作の「売り」を、見事に再現してもらっていました。
原作者が泣いたらかっこ悪いという思いから懸命に涙は堪(こら)えましたが、
皆さんは遠慮なく泣いてくださって結構です
関係者によれば、ここまでの絶賛評を寄せることは、極めて稀なのだそう。
こうしたお涙頂戴のストーリーに対して感動しにくい私は、例によって涙は流しませんでしたが、
時間が経つのを忘れさせるグイグイ引き込む作品だなと思いました。
お子様がいる父親、母親には、なおさら涙を誘うのかもしれませんね。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。