日産自動車カルロス・ゴーン代表取締役会長逮捕について(2)
昨日の日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏逮捕の事件がまだ尾を引いています。
昨夜22時に始まった記者会見から一夜明けて本日、日産自動車の株価は急落し、
一時前日終値比65円50銭(6.5%)安の940円00銭を付けました。
取引時間中として2016年7月以来、約2年4カ月ぶりの安値を付け、
取引規模が膨らみ、売買代金は東証1部で最大となりました。
今回のゴーン氏及び取締役社長グレッグ・ケリー氏逮捕に当たり、様々な疑問も出てきています。
例えば、なぜ日産ではなくゴーン氏が報酬の報告に責任を負うのか。
会社の責任はどうなるというのか。
通常であれば、不正確な有価証券報告書に責任があるのは企業とその監査会社であって、
従業員ではないはず。
また、ゴーン氏が日産の会計部門全体を欺いた、ということでしょうか。
フランス国家の何らかの政治が絡んでいた可能性もあります。
さらには、西川廣人社長兼CEOが弁護士も伴わずに1人で記者会見し、
ゴーン氏の解任についてこれから取締役会にかける意向である、
ということを記者向けに話す、という事態も珍しいようです。
こうしたことから、今回のゴーン氏逮捕への道は、
19年にわたりルノー・日産帝国に君臨してきた皇帝ゴーンを失脚させるために、
入念に準備されてきた「クーデター」だったのではないか、と疑う声も出ています。
もちろん、西川CEOは以下のように否定していますけれども。
今、おっしゃった権力の集中、そしてクーデターで崩壊したと
おっしゃいましたが、そうは受け止めていただかないほうがいいと思う。
日産自動車の今後について注視したいところです。
とは言え、世界経済は動いていますから、ゴーン氏ばかりには目が向けられない、
というのも事実。
様々な状況を見つめていきたいものです。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。