日経ビジネス電子版が始まりました
日経ビジネスの電子版が2019年1月15日に公開されました。
何を見るというわけでもなく、眺め見ていたら、
「「聞く力」を鍛えて「対話力」を高めよう!」というコラムがあり、
興味を持ちました。
ここでは、対話力について、以下のように書かれています。
「対話力」とは、会話を通じて合意を形成する能力のこと。
対話では、「話す」「聞く」の両方の力を駆使する必要があります。
しかし、ほとんどのビジネスパーソンは話すことにばかり熱心で、聞くことをおろそかにしています。
これでは、対話力は向上しません。
こう書かれていますが、私はこの記載とは逆に、「聞く」ことが多くて、
自分の意見を言わない傾向が強い人間です。
こんな私に対しても、アドバイス頂けるのか気になりまして、文章を読むことにしました。
執筆者は日本および中国で「サポーティブリスニング」という概念の普及に取り組んでいる、
コミュニケーション・コンサルタントの辻口寛一氏でした。
中でも気になったのは、「言いたいことだけ話し散らかす人に対処する方法」という投稿です。
ここでの課題は、「おしゃべり過ぎて、
話があちこちに散らばってしまう人にはどう対処したらよいか?」です。
これも納得。
私自身が話さない傾向があるから、皆どんどん話続けちゃうんですよね。
すると、こういう人には、「制御すること」が必要です、と書かれています。
大切なのは、黙って聞かないことです。
これは、反論しなさいということではありません。
会話の時、反応を示さずにじっと聞いている人がいますね。
あれをやめるべきなのです。
人間の記憶には「轍(わだち)」のようなものがあり、いつも話していることは記憶が強化され、録音したものを再生するようにスムーズに話すことができます。
おしゃべりな人には、この轍がたくさんあります。
押し黙って聞いてしまうと、相手は轍をなぞりやすくなります。
話すほうは気持ちいいですが、聞くほうは同じような話を何回も聞かされる羽目になってしまいます。
ですから、なるべく轍を通らせないようにする。
そのためには、相手を放置しないことです。
本来は、お互い公平に話をする状態がよいのですが、おしゃべりな人が相手だとなかなか難しいものです。
そこで、うなずいたり、相槌を打ったり、表情を変えたりして、なるべく反応を示すようにします。
そうするだけで、相手は好き勝手に話すことができなくなります。…
サポーティブリスニングの練習では、反応を示すことで「指揮者のように話し手を自在にコントロールできるようになる」ことを目指します。
受動的に「話を聞かされる」のではなく、能動的・主導的に「話を聞いていく」姿勢が大切です。バラエティ番組や情報番組でMCを担っている人たちは、これがとても上手です。
…
ノウハウは、学ぶだけではダメで、習熟する必要があります。
初めのうちは、「難しいなあ・面倒くさいなあ」と感じるかもしれませんが、慣れてしまえば一生にわたって使える技術になります。
ぜひ、「聞くこと」に興味・関心・問題意識をもって、気長に取り組んでいってくださいね。
巷間語られる状況が各自に当てはまるとは限らないので、
各自に合わせて情報を摂取しなくてはいけない状態です。
適切な情報を取捨選択して、よりよい生活を送りたいですね。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。