「古館伊知郎のオールナイトニッポンGOLD」聞いてます
ようやっと金曜日が終わりました。
今日から三連休に入る方、一週間、お疲れ様でした。
引き続き、明日もお仕事の方、大変ですね。
お互い、頑張りましょう。
さて、社内での発表が一先ず終わり、緊張の重荷が取れた僕は、久しぶりにラーメン屋に寄って夕食を食べました。塩分が多くて辛かったですが、それなりに美味しかったです。
そして、ニッポン放送「古館伊知郎のオールナイトニッポンGOLD」を聞いています。
この中で僕も気になっていた本、永六輔さんの孫である永拓実さんが書かれた『大遺言』(2017,小学館)のことを紹介していました。
永拓実さんが、永六輔さんを知る人を訪ね歩き、永六輔とはどういう人だったのかを探る内容のようです。
古館さんも永六輔さんを言葉の天才と呼び、尊敬している様子が伺えます。
古館さんが紹介する永六輔さんのストーリーが良かったです。
1つは「栗せんべい」の話。
ある零細企業が新商品「栗せんべい」を開発したものの、このせんべいの中に栗が入っていない、ということで、役人が販売停止を請求したことがあったようです。
それを聞いた永六輔さんは、霞が関まで行って、役人と闘ったのだそうです。一言一句に無駄にこだわる役人に腹を立てたのでしょう。
曰く、「キリンビールにキリンが入っているんですか、ブルドックソースにブルドックが入っているんですか、タヌキソバにタヌキが入っているんですか」「入っていないでしょう。そういう例があるのだから、販売させてください。零細企業なんですから」
また別の話として。
晩年、パーキンソン病を患っていた永六輔さんは、その体を推して東日本大震災の跡地へ行き、被害者のお見舞いに行ったのだそうです。そこでは「本当は苦しくて重い人ほど笑いたいんだ」という言葉を残しているようです。
また、その時に一句を詠んで曰く「大津波全部もってけ馬鹿野郎…永六輔」永六輔さん以外が詠んだら、乱暴で投げやりな一句になる所だけれど、そういう世情に敢えて当たって詠み、永さんが思いを込めて言うことでどれだけ温かい言葉になるか、と古館さんは語ります。
なるほどな、と感心します。
この後で坂本九さんが歌う「見上げてごらん、夜の星を」を流すテンポは見事。
古館さんはただ喋りまくる人ではない、と思いますね。これからも応援したいです。
では、また。