様々な蜘蛛の糸について
理化学研究所環境資源科学研究センター バイオ高分子研究チームのヌル・アリア・オクタビアニ特別研究員らの研究チームは、クモの糸が形成される際、その糸の主成分である「シルクタンパク質」が局所的に「ポリプロリンIIヘリックス構造」という構造を形成することで、シルクタンパク質の一部がクモ糸形成に必要なベータシート構造に転移することを発見しました。
この研究の成果は、有害な有機溶剤を使わない環境低負荷型のクモ糸材料の開発や、強い強度を示すクモ糸を模した素材の開発につながると期待されます。
今回、研究チームはシルクタンパク質が持つ非晶領域と結晶領域の繰り返し配列を大腸菌を用いた遺伝子組み換え技術により合成し、クモ糸が形成される直前の溶液状態を試験管内で再現したようです。
構造タンパク質素材の機械的な特性と素材中の分子構造には密接な関わりがあることが知られていますが、天然クモ糸の分子構造は未知な部分が多く、その物性発現メカニズムは完全には解明されていませんでした。
今回の成果は天然クモ糸が紡糸される直前の溶液状態における構造変化に関する有用な知見であると考えており、本成果を人工構造タンパク質素材の分子設計や培養・紡糸条件にフィードバックすることによって、素材の高強度化・高機能化に寄与する研究成果だと考えられています。
www.jst.go.jp
私は理系の大学を出たので、こうした話題には興味あります。
他方、NASAが開発に取り組んでいたものの、その難易度の高さから開発を断念したと言われる「蜘蛛の糸」を人工的に生成し産業用に量産する技術を確立した、Spiber社は発表しました。
この発表は、世界を驚かせました。
このように、クモの糸一つとっても、分子機構やたんぱく質構造の解明や、人工生成が進んでいる、という事を見ると、技術の力は偉大ですね。
芥川龍之介が書いた「蜘蛛の糸」のような小説もあり、それは技術の話は全くありませんが、自分自身の行為を考えさせられます。
そうした様々な現象を繋ぎ合わせる姿勢と思想が、今後様々な場面で求められているように感じました。
さて、今日は会社では今日も色々なことをしていました。
一体、こんな調子で良いものか、時々刻々、悩んでいましたよ。
でも、頑張りたいです。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も素晴らしい一日でしたね。
明日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。