渡辺和子シスターのご冥福をお祈りします
『PHP』2017年6月号を読んでいます。
この中で、2016年12月に亡くなった渡辺和子シスターに対する金原みはるさんの追悼文が掲載されています。
1936(昭和11)年、二・二六事件で殺害された御父上のことや、渡辺シスターの少女時代のこと、マザー・テレサのこと、渡辺シスターが苦しみながらも笑顔で生きている姿が心優しい文章で書かれています。
良いなと思った言葉を載せます。
「あの人が悪い、この環境が悪いと、置かれた場所を嘆いてはいけない。まず、あなたが変わりなさい。あなたが変わらない限り、どの場所で何をしても同じです」
「大切なのは、「してもらう」ではなく、自分から先に「してさしあげる」ことだった。運命を好転させるのに、魔法の力は必要ない。奇跡は自分の力で起こせるのだ」
「どんな苦境にあっても、「神はその人が乗り越えられない試練は、決してお与えにならない」という教えを信じ、支えにした」
渡辺シスターの本については、私はシスターの名前を覚える前から何度か読ませて頂いていたように思います。ささくれ立った神経に、柔らかい羽毛のような優しく暖かい言葉をかけてくださったような覚えがあります。
ご冥福をお祈り致します。
深謝。