『PHP』誌を読んでます。
『PHP』誌8月号の「魂の筆跡」に、書家である金澤翔子さんの書と、お母さまである金澤泰子さんの文が載っています。
書は「無一物中無尽蔵」で、何物にも執着しない境地に達することが出来れば、大いなる世界が開ける、という意味。
その書を受けて、お母さまは翔子さんが「世俗への欲望がまったく」なく、「周りのすべての人たちが幸せでなくては困ってしまう」と書かれています。
素晴らしいお二人ですね。翔子さんは本当に純粋な方なんだな、と不思議と抵抗なく思えました。
お母さまは、翔子さんがダウン症という障がい者であることを悲しんでいたけれど、「今は千人に一人は、このような無心な娘がこの社会の中にいる必要もあるのではないか、と思うようになった」と書かれています。こうしたご意見も素晴らしいですね。
翔子さんの書は、鎌倉の円覚寺にあるものを思い出します。
力強い字であると共に、椋で純真な字でもあったのですね。
良い文を読ませて頂きました。
今日も暑かったですね。
明日も頑張りましょう。
では、また。