万八日記

初めまして、万八です。本を読んだ感想や聞いたラジオ、紀行文やそれに伴う俳句等を日記風に書かせてもらいます。皆さんが気楽に読んで楽しめる文章を書きたいです。よろしくお願いします。

平和学とは何だろう-1

6月4日のNHKラジオで「平和学」について、耳にしました。明治学院大学・青山学院女子短大講師 豊川慎氏が先生でした。聞き手は浅井靖子さん。

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豊川さんの専攻は平和学。それは、「平和とは何か。平和をいかに実現するか」を考える学問。
政治学、経済学、社会学などの社会科学的な国際関係論が垣根を越えて、学際的な分野として誕生したものだそうです。

「平和」とは、戦争のない状態のように、とらわれがちです。しかし、「戦争と平和」が対になるべきではなく、「暴力と平和」とが対になる概念として考えられるべきだ、とノルウェーの学者 ヨハン・ガルトゥングが考えたそうです。

彼は、「直接的暴力」と「構造的暴力」との2つを考え、現代の平和概念が扱う領域が広いことを考察しました。

そもそも、豊川さんが平和学を考究するきっかけになったのは、以下の二つの事例からでした。
1つ目は祖父の戦争体験…祖父がフィリピンの収容所での捕虜生活を体験され、その時の体験を戦争の悲惨さを祖父から聞いたのだそうです。
2つ目は日蘭和解の会の体験…日蘭和解の会は、オランダ、インドネシアとの対話集会です。その中で、戦後70年を超えても、癒えることの無い傷を心に折っている方々を見ることとなり、戦後世代の戦争責任とは何か、を改めて考えるきっかけになった、とのことでした。

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そうした経験が、戦争・平和の問題に関心を持っているきっかけの一つのようです。
(つづく)