沖縄の新聞について、そしてマヌケな自分について
沖縄に関して、基地問題に関して、様々な情報が入ってきている昨今、
マスコミ報道による沖縄への偏見が多くなっているようです。
そうした状況を受けて、10月23日放送のJ-WAVE「JAM THE WORLD」では青木理さんが山田健太専修大学教授へインタビューで、
番組沖縄のメディアと本土のメディアとがどう違うのかを紹介してくださいました。
山田健太教授は、『沖縄報道 日本のジャーナリズムの現在 』(ちくま新書)を書かれました。
この中で主に沖縄の新聞について記載されているようです。
さて、新聞には、全国紙、ブロック紙、地域紙がありますが、
本土に関しては戦時中から情報統制の関係で、一件一紙体制が主でした。
他方、沖縄には、現地印刷できる全国紙が無いため、現在は2つの地域紙があるようです。
つまり、沖縄タイムズと琉球新報です。
両新聞はほぼ同じ部数だそう。
自然、ニュースを知りたい人は、この地方紙を読むことになります。
また、同じ沖縄県内でも離島では、離島で発行されている地域紙があるため、
それも読まれているようです。
以上のように、沖縄に対する情報提供はそもそも構造が特殊です。
また、本土の新聞は、戦前との連続性がありますが、
沖縄2紙は歴史は引き続いているものの、いわば「断絶」しています。
その理由として2つ、
1.沖縄戦…物理的に新聞発行が出来なかったから。
2.四半世紀に及ぶ米軍の占領…新聞発行が制約されていたから。
が挙げられます。
ある意味、沖縄の新聞は戦前・戦後で生まれ変わった、ともいえるようです。
つまり、沖縄の新聞は、米国による表現の自由が制限されている中で、自由を勝ち取ってきた歴史を持っているわけです。
そうした点で、勝ち取った言論の自由であり、本土よりも健全なのかもしれません。
そもそも、地元紙は住民の命を守るために書かれているもの。
私は主に日経新聞しか読んでいないのですが、地元紙にも目を向けたいと思います。
さて、昨日は仕事で失敗してしまいました。
大事なお客様との打ち合わせ時間を勘違いしており、遅刻。
同行してもらった先輩に御迷惑をかけてしまいました。
情けなくて馬鹿げていて、どうしたら良いのか迷っていました。
こんな時、私は本屋へ行く傾向があるのです。
でも、何を読んだら良いのか、またまた迷いました。
失恋した際に、ショーペンハウアーは役に立たない、というようなことも考えました。
要するに、自分自身が迷っているとき、苦しんでいるときに、
哲学書がどんな救いを与えてくれるか、というと、助けられることはないのでは、という感覚です。
今回、何が救ってくれたかというと、「笑い」でした。
自分自身を笑う、嗤う、哂う。
自分みたいに情けない男を真剣に捉えるとマヌケに思えてしまう。
自分で色々とやろうとして頑張っているようだけれど、結局、そんなことない。
ダメ人間なんだ、ということを嗤って改めて考えさせられました。
あなたの人生の主人公はあなた。
今日も新しい一日が始まります。
素晴らしい一日を過ごしましょう。
お互い、頑張りましょうね。
では、また。